2026年2月2日・3日の2日間、京都府向日市の永守重信市民会館にて、脱炭素テクノロジーの国際会議「ZET-summit2026」が開催された。京都府が推進する「ZET-valley構想」の一環として行われた本サミットには、国内外から延べ1,680名(オンライン含む)が参加。1日目の注目プログラムとして「フュージョンエネルギー・セッション」が実施された。
セッションテーマ:フュージョンエネルギーの社会実装に向けて

本セッションでは、京都フュージョニアリング株式会社の八十田洋平氏、Tokamak Energy株式会社の福島徹氏をパネリストに、合同会社マトリクスKの近藤寛子氏をモデレーターに迎え、核融合エネルギーの実用化に向けた具体的な進展と展望が語られた。
議論のハイライト:発電実証に向けた進捗と日本企業の役割
左)京都フュージョニアリング株式会社 八十田洋平氏
右)Tokamak Energy株式会社 福島徹氏
議論は、グローバルな開発状況から2030年代の発電実証に向けた進捗と課題まで、多角的な視点で展開されました。特に注目されたのは、「日本の産業界が果たすべき役割」です。核融合炉を支える特殊素材や高度な加工技術など、日本企業が強みを持つ「ものづくり領域」でのサプライチェーン構築の重要性が改めて強調されました。あわせて、技術継承やさらなる技術強化、グローバルな開発スピードを加速させるための国際協力の在り方など、実務的な観点から活発な意見交換が行われました。
未来への展望:脱炭素社会のゲームチェンジャー
セッションの締めくくりには、フュージョンエネルギーが「究極のクリーンエネルギー」として、増大する電力需要に対応しつつ、地政学的リスクに左右されない安定供給を実現する未来像が共有されました。エネルギー問題の根本解決に挑む「ゲームチェンジャー」としての期待を再確認する、極めて有意義な場となりました。